Tech・Ed 2004 Yokohama 1日目
Tech・Ed初日は、Learning Dayということで、既存のテクノロジーをちゃんと勉強しましょうという日でした。
でも、わたしは、午後からのTech・Ed10周年のマイクロソフトテクノロジーの変遷を振り返るセッションに参加しました(L4-S01~L4-S03)。
コンポーネントテクノロジ、データアクセステクノロジ、ユーザインターフェイステクノロジについてそれぞれマイクロソフトのエヴァンジェリストの方々がお話をされました。
多分、3人とも打ち合わせた上でのことだと思いますが、1999年のTech・Edでの Windows DNA (Distributed Network Architectureの略と説明されておられましたが、たしかアメリカでは Digital Nervous Architecture「デジタル神経アーキテクチャ」と言っていたように記憶しています)を振り返って説明していました。
使用する技術は昔と比べて大きく変わったように見えますが、実はおおもとの考え方や問題点は5年前とそんなに変わっていないんだよ、というメッセージをいただいたように思います。
一番考えさせられたのが、この日最後のセッションだったL4-S03「マイクロソフトにおけるユーザインタフェイステクノロジの今昔」。
ユーザインターフェイスとビジネスロジック(データアクセスロジックを含む)をごっちゃにしてしまいプログラムの保守性を落としてしまうことが現在でも充分発生すること、VBを使用したリッチクライアントからWebブラウザを使用したthinクライアント、そしてまた .NET FrameworkのWindows Formsを使用したリッチクライアントへとユーザインタフェイスプログラムが依って立つところがゆれ戻ってきている(できることに大きな差がありますよね)が、これは本質的なことではないこと。
わたしみたいなおぢさん(汗)だと、Windowsがクライアントとして普及する前のX Window System(これは一種のthin clientですよね)や、またそのまえのエスケープシーケンスをごりごりハードコーディングしたmonolithicなUNIX上のアプリケーションなんかも思い出してしまったりして、いろいろと考えさせられてしまいました。
このあと、MVPやINETA所属コミュニティリーダ、MCP上位資格取得者の人たちを集めてマイクロソフト主催のパーティがありました(^.^)(他のMVPの人たちのblogにも書いてありますね)。
いいかんじでアルコールを仕入れたわたしは西谷さんにこの件で議論をふっかけようとしたのですが、翌日のセッションの仕込みがあるとかでこの日は空振り(汗)となりました。
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